YouTubeを始めるにあたって
理由よりも行動が先
現在、YouTubeでの発信に向けて準備をしています。
発信する内容や段取りなど、あれこれと整理を進めていますが、始めるにあたって、改めて目的の洗い直しを行っています。
これまでInstagramでは、既存のお客様に向けた発信を続けてきました。
そんな中で、漠然と「この枠の外に出てみよう」という衝動が湧いてきました。
明確な理由があったわけではありません。
ただ、何か新しいことを始めてみようと思ったのです。
衝動が先、理由は後から考える
新しい行動を起こすとき、特にそれが人の目に触れる発信である場合、目的の洗い直しや表現方法の選択が必要になります。
何を伝えるのか。なぜ伝えるのか。どのような形で表現するのか。
そうしたことを考える過程で、自分の中にある曖昧な感覚に意味づけが行われ、自覚が促されていきます。
私にとって重要なのは、衝動が先にあり、理由は後から考えるという順番です。
行動の理由は、外側から与えられるものではなく、自分の内側から見つけていくものでなければ、意味が薄れてしまうように感じます。
何より、その違いによって、行動を継続するための力も変わってくると思うのです。
言語化で邪魔をしない
言葉にすることや、物事に意味づけをすることによって、必ず何らかのズレが生じる可能性があると考えています。
感覚そのものと、それを説明する言葉は、完全に同じものではありません。
言葉にした瞬間に、感覚の一部が切り取られたり、説明しやすい形に変わってしまったりすることもあるでしょう。
だからこそ、できる限り衝動の純粋性を保ちながら表現したい。
そのために、言葉の扱い方を学び、思考の構造を把握することも、自分の方向性を確かなものにするためのトレーニングになっています。
もしかすると、それは何かを上手に言語化するためというより、言語化によって、自分の感覚を邪魔しないためなのかもしれません。
YouTubeを始めると決めて、見えてきたこと
YouTubeを始めると決め、具体的な行動に移す中で、改めて見えてきたことがあります。
それは、自分の身体から湧いてくる感覚から、あまり離れすぎないことの大切さです。
この感覚は、日々のヘアカットにも通じています。
感覚と理論。
この二つの間を、私たちは常に行ったり来たりしています。
しかし、実際にヘアカットが始まれば、無数の選択をするのは自分自身です。
理論は、筋道から外れないための補助にはなりますが、絶対的な法律ではありません。
最終的に選択するのは、自分自身なのです。
一本一本の髪を切る瞬間、何を見て、何を感じ、どのような状態で選択しているのか。
その積み重ねは、すべて手仕事として現れると考えています。
知識や技術を身につけることは大切です。
けれど、それらを持っていることと、それらを使って実際に何を選択するかということは、同じではありません。
技術を使う人間自身の状態もまた、仕事の品質に関わっているのだと思います。
生身の人間として仕事をする
人に向かうときも、髪に向かうときも、人間の生々しい、生きた感覚で関わりたい。
そんな思いが、改めて自分の中に見えてきました。
生身の人間として仕事をすること。
自分が行っている仕事の意味を、自分自身で自覚すること。
それは、技術を磨くこととは別の話ではありません。
むしろ、技術を実際の仕事として成立させるために、切り離せないものなのだと思います。
一本の髪を丁寧に扱うことは、単に髪をきれいに仕上げるためだけの行為ではありません。
その髪を切らせてくださる方を、大切にすることでもあります。
自分の感覚を働かせ、目の前の状態を観察し、その都度、自分自身で選択する。
その一つひとつが仕事となり、表現となって現れていきます。
表現は、生きることそのもの
私は、仕事とはすべてアウトプットの行いであり、表現そのものだと考えています。
何を考え、何を選び、どのように手を動かすのか。
その結果は、さまざまな形で外側に現れます。
言葉も、映像も、写真も、ヘアカットも。
媒体や方法は違っていても、自分の内側にあるものが、何らかの形を通じて外に現れるという点では、つながっています。
そう考えると、今回のYouTubeも、単に情報を発信するための新しい手段というだけではないのかもしれません。
自分の中にあるものを、どのように外へ出していくのか。
その過程を通じて、自分自身のあり方や、日々の仕事の意味を確かめていく機会でもあるのだと思います。
自分の衝動を大切にする
自分の衝動を大切にする。
その姿勢から始まり、さまざまなことがつながっていくのかもしれません。
自分の枠から出て、新しいことに取り組む。
その行動によって、普段とは違う角度から自分を見つめ直すことになります。
なぜ始めようと思ったのか。何を伝えたいのか。何を大切にしているのか。自分はどのような状態で仕事に向き合いたいのか。
こうした問いに向き合う中で、これまで当たり前だと思っていたことにも、改めて目が向くようになります。
YouTubeでの発信を決めたことで、私は自分の根っこを再確認しています。
理由が先にあって行動するのではなく、まず自分の中に生まれた感覚を大切にし、行動を起こす。
そして、その行動を通じて見えてきたものを、言葉にし、形にしていく。
今は、その過程そのものを大切にしたいと思っています。
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